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光るキノコ、シイノトモシビタケ観察会

森の妖精に会いに行こう


シイノトモシビタケ1 シイノトモシビタケ2

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 夜の森で光るキノコ(シイノトモシビタケ)を探す自然体験をしませんか。ここ宇久井半島では、5月中旬から夏場にかけて、多いときには数百本ものシイノトモシビタケが発生し、本州最多の発生場所と言われています。青みがかった緑色に発光するキノコは幻想的であたかも妖精のようです。

※令和6年度観察会日程は4月にお知らせします。

※※撮影会は現在実施していません。


シイノトモシビタケって? 

シイノトモシビタケの詳しいパンフはこちら(大槻氏による) 別ウィンドウでpdfが開きます。

発生個数はこちら

 シイノトモシビタケ(学名Mycena luxcoeliミケナ=ルックスコエリ、ラテン語で「天国の光のキノコ」の意味)は、キシメジ科クヌギタケ属に属する日本固有の小さなキノコで、傘径1~2cm、柄長1~5cmほどの大きさです。シイノトモシビタケは1951年に東京都の八丈島で発見され、長いあいだ同島の特産種であると思われていましたが、1995年に和歌山県すさみ町にも自生していることが分かりました。その後紀伊半島、九州を中心に発見され、ここ宇久井半島の目覚山(めざめやま)では、2001年に発見されました。

 和歌山県すさみ町から三重県熊野市までの紀伊半島南部は、長さ80kmにも渡るシイノトモシビタケの最大の生息地帯であることがわかっています。中でも宇久井半島の目覚山は、まとまって発生する場所としては"No.1"といわれています。一度に何百本と発生する時があり、他では味わえない幻想的な光景が見られます。

シイノトモシビタケ3

 熊野地方の海岸沿いにはスダジイの大木が多く生育しており、シイノトモシビタケは、台風などでこれらの幹や枝が折れ、地面に落ちて腐ったものによく発生します。条件の良い時には立木の幹のウロや腐朽した枝から発生することもあります。

 シイノトモシビタケが光る理由ははっきりとわかっていません。光で虫をおびき寄せ、胞子を体につけさせたり、またはキノコごと胞子を食べさせたりすることで、虫の移動や脱糞とともに胞子を散布させるためではないかという仮説があります。成熟したキノコにはしばしば虫に食べられたような跡があり、実際ザトウムシやクチキコオロギなどがシイノトモシビタケを食べている事例も見られていますが、仮説の証明には至っていません。

 キノコが発生してから成熟してしおれるまでの期間は、条件が良ければ7日くらいです。発生しはじめの、針の先のように小さな時から鋭く光っています。

 宇久井半島の目覚山にはシイノトモシビタケ以外にも、北限のアオノクマタケラン群落など学術的に貴重な植生が残されています。シイノトモシビタケを観察するときは、周りの草木を踏まないよう気をつけてください。


光るキノコ観察会のご案内

宇久井海と森の自然塾では、5月~7月と9月の毎週土曜日の夜に光るキノコ「シイノトモシビタケ」の観察会を実施しています。※観察会での光るキノコの写真撮影はお断りしています。

お詫び~撮影会のお問い合わせを頂いたにも関わらず、参加出来なかったお客様へ

※現在、年に一度の撮影会は休止させていただいています。

実施概要

シイノトモシビタケ4

※内容は変更になる場合がございます。詳しくは電話等でお問い合わせください。

実施期間5月中旬~7月上旬または9月の土曜日
集合場所旧那智勝浦町フェリーターミナル 集合場所への行き方はこちら
時間19時30分より(約1時間程度)
対象小学生以上・小学生は保護者同伴
参加費大人500円 中学生以下300円
募集人数20名【先着順】
持ち物懐中電灯 山歩きの出来る服装(長袖、長ズボン、運動靴)
 虫除け対策 雨天時は雨具 飲み物
申込方法参加日の2日前の17:00までにお電話(0735-54-2510)
メールの場合は1週間前にお申し込みください。
過去の発生個数シイノトモシビタケ発生個数のページに移ります
地図集合場所の地図こちら

※天候など自然条件により発生数が少ない場合は、中止になる場合があります。
※観察会では、他のお客様に迷惑がかかるため、写真撮影はご遠慮ください。

 旧那智勝浦フェーリーターミナルは普段の立ち入りが禁止されていますが、光るキノコ観察会実施の折りには特別にゲートを開門いたします。開門は19:00頃です。19:30までに旧那智勝浦フェーリーターミナルに集合いただき、暗くなるのを待ってから入山します。下山・解散は21:00頃になります。観察場所は旧那智勝浦フェーリーターミナル横の目覚山(標高47.6m)です。400m程の遊歩道を歩いて観察します。

 荒天の場合は観察会は中止になります。中止の場合は、前日の夜(19:00頃)までに連絡いたします。シイノトモシビタケの発生は時期により多い少ないのばらつきがありますので、その点はご容赦ください。2007~2010年のシイノトモシビタケ発生データはこちらです。


最寄りのお宿

 勝浦温泉には他にもたくさんのお宿がありますが、観察会の時間が19:30頃から21:00頃までなので、食事をその前の十分余裕のある時間帯に出していただけるのかをお宿に確認しておいた方がよいと思います。

光るキノコ観察会の観察場所の最寄りのお宿としては、宇久井に休暇村 南紀勝浦があります。

徒歩の方は休暇村から30分で懐中電灯が必要です。徒歩以外では公共交通機関がないため、タクシーをお勧めします


光るキノコ観察会参加申し込み方法

 参加日の2日前の17:00までにお電話(0735-54-2510)もしくは以下のお申し込みフォームメール(メールの場合は一週間前に)にて宇久井海と森の自然塾までお申し込みください。(先着順ですので満員の為募集を早々に締め切らせていただく場合もございます)

※観察会では光るキノコの写真撮影はお断りしています。

※令和6年度観察会日程は4月にお知らせします。

※※撮影会は現在実施していません。


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目覚山伝説

観察会の開催場所である目覚山には、沢山の伝説があります。

興味のある方はぜひご覧ください。

宇久井の方のお話では、三輪崎の男蛇と、目覚山の女蛇が、年に一度の目覚山祭りで会えるのだとか。宇久井板の七夕ですね。

昔は目覚山祭りの日に、目覚山で大漁旗を販売していたそうですが、今は行っていないそうです。宇久井の大漁旗ってどういう感じだろう?興味があります(^^)。

会報 VOL.31 の記事『目覚山伝説』はこちら


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